コロナ渦の中でも飛行機はなんで飛んでるの?

さて収まるところを知らない新型コロナウイルスですが、こんなときでもたくさんの飛行機が飛んでいます。お客さんが少ないこの時期に一体何をしているのでしょうか。

たくさんの欠航の中で…

STAY HOMEが叫ばれる中、乗っているお客さんなんているのだろうか?と考えますよね。はい、当たり前ですが、お客様はとても少ないです。
大型機を使っていても5名から10名程度なんていう寂しいフライトもあります。

そんなところで活躍しているのが物流部門です。

みなさんのご想像通り、羽田空港などにはたくさんの飛行機が駐機しています。使っていない飛行機…飛ばさなければ当然収益にもなりませんよね。これは世界各地で同じ動きとなっています。

現在旅客機の下の部分(貨物室)を満載にして、貨物や郵便を輸送しています。日本の場合どちらかというと、海外から届くものが多く日本からの輸出はそこまで多くありません。

現在貨物専用機は前と変わらずほぼ通常通り飛んでいます。しかしこれまで旅客機の貨物室を使用して運ばれていた貨物は当然のことながら、行き場を失ってしまいます。貨物便を運航している会社もここぞとばかりに臨時便を出し対応しているのですが、追いつきません。新型コロナ以前の時の1キロ当たりの単価と、現在の単価ではおよそ10倍の開きがあるとも言われています。

そうですね、需要と供給が見合っておらず、需要ばかり高まっている

それが、今の航空貨物事情です。

その為、貨物専用機を持っていない航空会社でも、遊んでいる飛行機(動かさない飛行機)があるくらいなら、いっそのことお客様を乗せずに貨物を満載にして飛ばした方が、儲かるという仕組みなのですね。

飛行機に興味のある方もない方も一度は見たことがあるかもしれませんが、フライトレーダーを見ると普段見られない便名で、あの会社がこの区間を飛んでるの?という航空会社を見付けることができるかもしれません。

永らく更新していませんでしたが、少しだけ航空会社の事情を知ってほしいと思い、更新させていただきました。

航空関係に関連する質問もお待ちしております。

以上、よっしーでした。ありがとうございました。

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