こんにちは!
今日は滑走路の端に書いてある数字について紹介したいと思います。
旅行などで飛行機に乗られる方、見学される方は離陸時に窓からや、着陸時にモニターに映った滑走路をご覧になった方もいると思います。
あの数字(プラスローマ字)は何を意味しているのか簡単にまとめたいと思います。
あの英数字の意味は!?
答えからいきましょう。
ずばり方位です!
プラス並行する滑走路の場合は滑走路の位置ですね。
航空管制上大変重要な指示標識です。
その意味は?
数字
この数字は、磁北から時計回りに増えていきます。
飛行機の進入方向からの方位を10分の1して、その端数を切り捨てた番号を整数で割り当てられます。
ちなみに「0」はありませんので、その場合は「36」と表記されます。
方位は真北が0(360)、真東が90、真南が180、真西が270なので、真南を向いた滑走路であれば180の10分の1で「18」と書かれています。
通常1本の滑走路は両方向から進入が可能なので、必ず反対側にも数字が書かれていますよ。
※できない空港も世界にはあります。
上記の画像のように、13という数字があれば、これはほぼ南東を向いています。
その逆であればほぼ北西方向ですね。そのため、13の反対側には31と書かれているはずです。
というかそれでないと困りますね笑
単純に反対側ということなので「18」を足すだけです。
ただし36が最高値ですので、滑走路番号27に18を足すと45…。
45から36を引きます。そうすると09になりますね。
あまり大きな声で言えませんが、18/36という滑走路があった場合、36と言うのは北側を向いていますので、滑走路の南端に36と書かれ、18は南側を向いているので北端に18と書かれています。これを理解するのにちょっと時間がかかりました笑
ローマ字
ではローマ字にはどのような意味があるのでしょうか?
ローマ字は並行する滑走路がある場合に、数字と併用されます。
羽田の場合、34Rと34Lがありますが、右側がR(Right)、左側がL(Left)の略です。
その他C(Center)を使用します。
ホノルルのように水上機用の滑走路(シーランウェイ)があればW(Water)を付加します。
4本以上滑走路が並んだら?
日本でいうと新千歳空港ですね。厳密にいうと同じ空港ではありませんが、同じ空港として記載させてもらいます。
方向がほぼ同じ場合は、便宜的に滑走路の角度を10度(1)ずらします。
新千歳空港はターミナルを中心として右(東)側に2本、左(西)側に2本あります。
新千歳空港は右側が001.4度、左側は001.7度の方向を向いています。
まず右側は01L/19Rと01R/19Lで表されているのに対し、左側は36L/18Rと36R/18Lのようにずらして表記されています。
その他、同じ数字で左からL、LC、LR、Rとなるものや、5本ある場合は左からL、LC、C、RC、Rとなる空港もあるようです。
明らかな私の知識不足ですが、これを運用している空港は今日現在知りません…。
まとめ
以上簡単に滑走路に書かれている英数字の謎をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
この数字は日本だけのものではなく、世界共通のものです。
ちょっと分かるだけで、次回飛行機に乗るときに少しだけ楽しみが増えますね。
滑走路ついでに天気がいいのに自分の乗る予定のフライトがキャンセル!という不思議な体験をされた方もいらっしゃるので、次回そちらのブログを更新いたします。
質問等ありましたら、コメント欄かお問い合わせページより連絡ください。
私の間違いもあるかもしれませんので、指摘がありましたらよろしくお願いいたします。
それでは、よっしーでした!