高速道路も怖くない!安全な運転を心掛けるコツ

Photo by KlausHausmann / Pixabay

お盆や年末年始などの連休や、土日祝などの休日に高速道路を利用される方も多いのではないでしょうか。高速道路は慣れていないと非常に不安ですよね。いつも高速道路を利用しているよっしーがちょっとした基本をお伝えします。

高速道路を利用する前に

車の点検を

連休になると決まって故障車が増えます。また故障車による事故も多発しています。
それでは出発前にどんなことを点検すればよいのでしょうか。

タイヤの空気圧の確認

タイヤの空気圧が低いとバーストする原因にもなり事故になりかねません。
ガソリンスタンドに立ち寄った際に確認しましょう。空気圧は運転席ドアの近くに記載されている指定空気圧より少し高めがいいとされています。

給油

高速道路ではいつどのような渋滞に巻き込まれるか分かりません。
近年、サービスエリアのガソリンスタンドも営業していなかったり、昼間だけしか空いていないこともありますので、満タンにしてから出発しましょう。

またサービスエリアのガソリンスタンドの廃止により、ETC車に限り、〇〇インターを出て何分以内に再び〇〇インターから乗れば、分割された料金ではなく通しで乗ったのと同じ料金が適用される場所もあります。

常にガソリンの残量には気を付けましょう。

その他

こちらは高速に乗る、乗らないに限らず常にチェックしておきたい項目です。
例えば、ルームミラー、ドアミラーの調整、シートポジションなどは自分に合っているでしょうか。ライトやブレーキランプ、ウインカーは切れていないでしょうか。バッテリーは本当に問題ないでしょうか。いずれも確認しておきましょう。

出発前のドライブプランを

最近はとても便利で、インターネットやスマートフォンのアプリなどにより、地図が検索できるようになっています。また、カーナビを付けている車もほとんどではないでしょうか。

出発前に目的地までの全体像を把握しておきましょう。

例えば、「このジャンクションを〇〇方面へ」「入口、出口はどこなのか」「寄ってみたいサービスエリアやパーキングはあるか」「距離はどのくらいなのか」「所要時間はどうなのか」。

出発直前にカーナビに目的地を入力して、ただ走っていると迷ってしまう可能性が高いです。

特に都市部を走る首都高速や阪神高速、名古屋高速を通過する場合、また最近はカーナビで更新できていないような新しい道が開通していることもあります。
ジャンクションとインターが併設されているようなところ、ジャンクションの先にインターがある、またはその逆でインターの先にジャンクションがあり、分岐が分かり辛いところなど非常に多くあります。

新しい道路の開通により、便利になる反面、今後さらに複雑になることが予想されます。

インターネット上の地図も更新されていない可能性もありますが、通過する部分に関しては事前に開通情報を見ておくなど、常に最新の情報を得て楽しいドライブプランを立てて出発するようにしましょう。

いざ高速道路へ

さていよいよ高速道路を利用する段階になりました。

慣れていないと非常に緊張するのではないでしょうか。
おそらく一番始めに来る問題は「合流」ですね。

合流のポイント

加速車線では思い切って加速する

その日の道路状況に応じて合流するポイントで流れている速度が違うと思います。
例えば東名高速道路や名神高速道路の場合、時速70km~100km程度、都市高速では60km程度で流れていることが多いのではないでしょうか。

目視とドアミラーを確認して適切な速度まで加速させます。

本線の流れを見て「よし!あの車の前に入ろう!」「あの車の後ろに入ろう!」というように目標を作ります。
本線の車の前に入りたければ、さらに加速を、後ろに入りたければ少し速度を抑えめにします。最近は減ってきていますが、合流したい場合、本線上の車が合図してくれることがあります。例えば、短いパッシング。夜間であれば、スモールライトにしてくれる。走行車線の車が追い越し車線に行くことができない場合、左ウインカーを出してくれる人もいます。

ごくまれにいるのがトラックのドライバーさんで、合流しようと加速していくと、トラック自身が加速車線に3分の1ほど車線をはみ出して、後ろの車をブロックするとともに「俺の前に入っていいぞ!」とやってくれることもあります。

ただし普通車側からすると、威圧感があります。

ドアミラーなどを見て、長時間のハイビームをする車がいたら「入るな!」という合図かもしれませんので、その車を先に行かせてしまった方が気が楽かもしれません。

早めのウインカーで合図

これは当たり前のことですね。
入りたい場合は早めのウインカーで周りの車に合図します。

走行するポイント

キープレフトを心掛ける

基本は左側を走行しましょう。
よく追い越し車線をずっと走行し、大名行列になっているのを見かけます。
追い越し車線は「追い越しするため」にある車線ですので、追い越しが終了したら速やかに走行車線に戻るようにしましょう。

速度は一定にする

高速道路はアップダウンも多いです。
実際に渋滞が発生するのは「上り坂の前」「トンネルの前」などです。
上り坂で速度が低下していることに気付いていないと後ろの車との車間距離が詰まり、後ろの車はブレーキを踏む。それを避けるために、走行車線を走行していた車が無理やり追い越し車線へ車線変更する、追い越し車線の車もブレーキを踏む。この連鎖で渋滞が発生してしまいます。トンネルでも、圧迫感を感じ無意識に速度が低下していることがあります。

周りの状況を確認しつつ、スピードメーターも常にチェックするようにしましょう。

車間距離を空ける

高速道路本線上には、車間距離を確認できる大変便利な看板と白いラインが設置されています。一般的に時速100kmであれば車間を100mほど空けることが推奨されています。

車間距離を空けておくことによって、万が一目の前で事故が発生しても避けられる可能性が高くなるのは言うまでもありませんね。

トンネル・橋では特に横風に注意

ここまで来ると高速道路の流れにも乗ることができている頃ではないでしょうか。
しかしまだ油断はできません!
高速道路はスピードが出ているため非常に危険なところです。
トンネル出口や橋の上では横風が吹いていることがあります。
ハンドルを取られるとスリップの可能性もありますので注意してください。

また新しく開通した道はトンネル内も明るく保たれていることが多いですが、必ずライトを点灯しましょう。結局は自分のためではありますが、周りの車に自車の存在を知らせましょう。

情報収集を

高速道路上にはさまざまな案内板があります。

例えば「この先渋滞注意」「故障車あり」「雨」「横風注意」「低速車あり」「車線規制」などの案内板があり、またハイウェイラジオでこの先の渋滞情報なども容易に収集することが可能です。

同乗者がいるのであれば、スマートフォンなどで確認してもらうのも一つの方法として使うことができると思います。カーナビによってはナビに表示されることもありますね。

「この先渋滞なら先に休憩を取っておこう」などとサービスエリアで休憩しておくことも可能です。情報はあればあっただけ良いので収集するクセを付けましょう。

渋滞時にはハザードを

これ、本当にやらない方が多いです。
あらかじめ渋滞が分かっている場合は、事前に速度を少し抑えておきます。渋滞区間では制限速度が時速50km程度に規制されていることがほとんどかと思います。
「この先渋滞しているから停まるよー、スピード落とすよー」というのを合図しましょう。

事前情報があればいいのですが、急な事故渋滞の場合は案内板に表示されていないこともあります。前が詰まっている場合はハザードで後ろの車に知らせてください。

私自身、前のトラックがハザードを出してくれなかったら確実に追突していたというものを経験しました。事故直後は急減速になり一気に渋滞が拡大するので、このトラックがハザードを出していてくれなかったらといまだに怖くなることがあります。

最後に

以上、ここまで高速道路の走行について書いていきました。
いかがでしたでしょうか。

今まで高速道路は怖い!と思われていた方も、ほんのちょっとのコツを知ることで、少しは気持ちが変わったのではないでしょうか。逆に怖くなったと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

いつもと同じ気持ちで平常心を保ちながら運転してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上よっしーでした!

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